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2026.04.01研究
カプサイシンの抗カルボニル化メカニズムを解明した研究成果がNeuroToxicology誌に受理されました。
カプサイシンは、唐辛子の辛み成分として広く知られていますが、抗酸化作用や抗炎症作用を持つことも報告されています。一方、糖代謝の過程で生じるメチルグリオキサールは、加齢関連疾患や老化との関わりが示されている反応性の高い化合物であり、その消去はこれらの予防につながる可能性があります。そこで本研究では、カプサイシンがメチルグリオキサールによる細胞毒性に及ぼす影響を検討しました。その結果、カプサイシンは抗酸化応答に関わるタンパク質Sestrin2の発現を誘導することで、メチルグリオキサールによる細胞障害を軽減すること、さらに、カプサイシン自体がメチルグリオキサールと直接反応することが明らかになりました。これらの結果から、カプサイシンやその類似構造を持つ化合物が、加齢関連疾患や老化に対する予防に役立つ可能性が示されました。
S Koike et al. NeuroToxicology
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0161813X26000653